間違って覚えやすい看護師の用語集(略語もあり) 例えば、エピって?

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エピって?

エピって?エピドラは?そもそもエピは同じものを指してるの?

医療の世界では、エピという言葉が頻繁に使用されます。例えば、小児科でエピと言ったら、まず思いつくのがepilepsyですね。Epilepsyは、エピレプシーと言って、てんかんのことを意味します。てんかんは、発作的に痙攣や意識喪失などを伴う疾患です。てんかんを略語でEpiと書きますので、エピと読むのですね。

エピって? その2

次にエピと言ったら、全科共通で、硬膜外麻酔のことをイメージされるのではないでしょうか。

開腹手術等を行った手術後の患者さんは、手術後の疼痛緩和のために、手術前、背中に硬膜外麻酔を留置します。それを病棟看護師は、「エピが留置されてます」といったように申し送りをするのですね。もちろん、epiduralanesthesia、略してEpid、いわゆるエピデュラルアネスセジアという言語からきていますので、略語的にも使い方はOKですね。

エピって? その3

さらにエピと言えば、救急外来を思い浮かべる看護師もいます。その名の通り、エピクイックですね。略語はEpiでepinephrineの略です。

エピネフリンは別名、アドレナリンと言って、心拍出量を増大させたり、血糖を上昇させたりなど、心肺蘇生時などに用いられますから、救急外来でエピといったら、少し緊張感が出てきそうな感じがします。

高比重マーカインと等比重マーカイン

マーカインっていう麻酔薬には等比重と高比重というものがある主に手術をする時に、腰椎麻酔やサドル麻酔をする場合に用いる薬剤です。一見、変わりないのではと思いがちですが、一歩間違えると、命に関わる大問題に発展します。

ある時、麻酔科から口頭指示で「高比重マーカイン」と言われた看護師がいました。その後、その麻酔科医に渡したのは「等比重マーカイン」でした。なぜ、簡単な間違いをしたのかというと、「こうひじゅう」を「とういじゅう」と聞き間違えたとの事です。

手術室のスタッフは、基本的にマスクごしのコミュニケーションということから、開口で情報をキャッチすることが困難です。またアラーム音などの機械音が絶えませんので、聞き間違えることもしばしばです。そのため、「ひとしい」「たかい」と発言することとなり、間違って覚える看護師も少なくなりました。

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