現役保健師が教える地域診断のまとめ

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保健師あるぱかです。今日は、地区診断についてお話しますね。

保健師が行う地域診断とは(意義)

行政保健師はその地域の地域診断を必ず行います。地域診断とは、地域の健康課題をあげ、課題解決のための計画、実施、その評価をおこなうことです。

毎年、淡々と同じ事業を繰り返していたら、地域住民の健康課題にそぐわない、効果のない保健活動となってしまいます。

地域診断によって、住民のニーズ、健康課題にそった保健活動ができ、地域住民や地域がもつパワーをひきあげることができます。 新卒はレポートで整理しながらまとめていきますが、ベテランになってくると、頭の中で即座に地域診断ができます。

必要な視点や方法

日々の業務で感じたこと、地域住民の声、健診結果、訪問や出先でみた環境などなど。五感をフル稼働してその地域を診ます。それらの情報を統合させて、地域の健康課題を浮き彫りにします。健康課題解決のための事業見直し、新たな事業展開、個別/集団への情報提供など、最良の方法で実施し、その効果を評価します。

例(ケーススタディ)

例をあげてみます。

地域の方から、近くに閉じこもりの高齢者がいる と心配の声が聞こえてきます。それは、決まってA地区が多いです。自宅訪問して話を聞くと、「近くに話し相手がいないし、出かける場所もないから家の中にいる。でも家の中でも特にすることがない」とふさぎこんでいます。このA地区は、市内でも郊外に位置し、街中へ出かけるには交通の便が悪いエリアでした。さらには、この地区には高齢者が集えるような場所やサロンが開催されていません。

そこで、この市の健康課題はこのA地区住む高齢者の閉じこもりによる気分の落ち込みのリスクとしました。

実際には、保健師が定期的にA地区公民館へ出向き、血圧測定や健康相談、レクリエーション等をする出前サロンを開催しました。特に閉じこもり高齢者には個別に声かけをして参加を促すことで、徐々に参加者も増えてきました。このサロンで新たな交流も生まれ、最終的にはA地区高齢者が協力し合って自発的にサロンを開催するようになり、A地区高齢者同士のつながりができるようになりました。

日々の業務が地区診断につながります。五感をフル稼働させて、地域の特徴をつかんでいきましょう。

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あるぱか
僻地で保健センターと地域包括支援センターを兼務。その後、院卒した保健師。医療エンタメ「仁」が好き!

コメント

  1. おやかた より:

    大変わかりやすく、参考になりました。

  2. 看護ハッピーQOL 看護ハッピーQOL より:

    コメントありがとうございました!今度、本人に伝えておきます。きっと喜ぶと思います。またお気軽にどうぞ。

  3. ちょっと気になった より:

    ええと、自己紹介の「僻地で保険センターと…」となっていますが、保健センターの間違いでは?

  4. 看護ハッピーQOL 看護ハッピーQOL より:

    どうもありがとうございます。そのとおりです!ただの凡ミスです。。修正させてもらいました。

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