臨床経験がある看護師が教える精神科病院の認知症病棟の仕事内容や役割

精神科看護師えつこです。精神科病院にある認知症病棟で働く看護師の現状をご紹介していきます。

精神科病院の認知症病棟の看護師の仕事内容や役割

認知症病棟は看護師以外にもコメディカルスタッフが多数在籍し、患者様のケアにあたっています。

それぞれ専門とする分野が違ってきますので、他職種との連携は欠かせません。

施設にもよりますが、大半がプライマリーナーシングを導入しています。

看護計画をはじめ問題行動に対するアプローチ・家族様との連携など看護師の仕事内容は多岐にわたります。

そして、日々の観察から異変を察知して危険を察知した行動をとっていかなければなりません。

認知症という症状による出現から、一般科とはまた違った視点で看護をしていく必要があります。

例えば服薬をおこなう場合、必ず名前を確認しますね。

認知症の患者様は、そのときの症状によっても自分の名前以外でも「ハイ!」と元気に返答してしまう場合もありますからね。。

精神科病院の認知症病棟の看護師の本音(大変さ/難しさ/やりがい/楽しさ/スキルの向上/仕事満足度など)

認知症の患者様は心がとてもデリケートです。

看護師が発する言葉一つで病状が一変してきますので、そこが非常に難しいともいえるでしょう。

コミュニケーション一つとっても会話が成り立たず、症状の出現から看護の難しさを実感するかもしれません。

中には精神科特有の症状が入った患者様もいるため、あまりの緊張感から病んでしまう看護師も事実存在します。

しかし、あるとき患者様から笑顔で頂く「ありがとう」は、私たち看護師にとっては魔法の言葉にもなります。

どんなに辛いことがあっても「ありがとう」の言葉があるからこそ、私たちのやりがいにもなっているのです。

精神科病院の認知症病棟におすすめな参考書

朝日新聞厚生文化事業団から発行されている「認知症とともに~家族が認知症になったら~」をおすすめします。

家族向けに発行されている書籍ですが、私たち看護師が読んでも役に立つ内容が豊富に含まれています。

とくに認知症ビギナーの方には、ぜひおすすめします。

決して他人事ではない認知症、これからの時代を上手に生き抜くためにも今から知識を吸収していきましょう。

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