老健や特養で働く1日 看護師の仕事内容や役割について

介護士あがりの看護師のみなみです。

私が働いていた老健と特養での、看護師の1日の動きをまとめてみますね。

ちなみに、

  • 老人健康保健施設=老健
  • 老人健康福祉施設=特養=特別養護老人ホーム

というふうに言います。

医師・看護師・介護士・作業療法士・理学療法士・言語療法士・ボランティア・実習生でミーティングを行ないます。

簡単に言うと、全体の申し送りですね。

午前中

入居者様のバイタルサインを測定します。

多いとこでは、100人の入居者様に対して、看護師2~3名でバイタル測定をします。ほぼ流れ作業に近いものがありますが、健康管理は慎重に行います! 血圧や体温に異常がある場合は、すぐに対応します。お昼前までにバイタル測定を終わらせて、昼食前後の薬の準備をします。

の棚から薬を取り出して、一つの袋にまとめます。高齢者はいくつもの疾患を持っている人が多いので、薬を一袋にまとめると飲み忘れが防げるというメリットがありますね。

ランチタイム

休憩室で、他の職種の人と一緒に食事をとります。

お弁当を持参する人が多いですが、男性はコンビニ弁当率が高いです。なかなか関わりのない他の職種の人と話せる機会なので、いろんなことを質問しちゃいます。

午後

午前中に計測したバイタルサインの値を、個人表に記録します。

その人にとって正常なのか異常なのか、看護師が細かくアセスメントしていきます。排便チェック表を見て、排便がない人には坐薬の準備もします。薬の影響でバイタルサインが変動していることもあるため、大切な仕事の一つです。

寝る前のお薬を飲んでいる人には、内服のお手伝いをします。

5Rを確認して、安全に投与していきます。

夜勤

老健や特養の夜は、何が起こるかわかりません。

入居者様はみんな高齢者なので、夜間に亡くなる人も珍しくありません。

夜間の巡回は交代で行い、緊急時にはすぐに医師を呼べるような体制作りがされています。しかし、医師がくるまでは、看護師が応急処置を実施して、入居者様を救うために最善を尽くします。

最後に:病棟看護師との違い

老健や特養では看護師の数が少ないので、すぐに助けを呼ぶことができません。

そのため、少ない人員の中で、的確に判断し行動する能力が必要です。

大変に見えるかもしれませんが、一人一人の入居者様と深い関わりが持てるのも、施設で働く大きなメリットです。

コメント

  1. 武田あゆみ より:

    病院から特養に初めて仕事をしています。
    特養看護師の研修や他の施設との情報交換の場合が凄く少ないと思います。みなさんはどのように研修や他の施設との情報交換をしていますか?

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