今回は、医療系ドラマで「ちょっと変かな?」と思うことを、看護師の目線から書いていきますね(^_^)
白い巨塔
医療ドラマの中では、誰でも聞いたことがあります。
リメイクもされていますが、ドラマの中で手術中に、ドクターが「汗!」って看護師に命令していますよね。
看護師は、ドクターの汗まで拭いてる余裕はありません。
汗が落ちるものなら、感染の原因になってしまうので、大変です。
そうならないように、手術室内は空調管理もされていますし、ドクターも汗が垂れないようなヘアバンドなんかをつけています。
また、教授回診ですが、大人数で医師と看護師を大勢引きつれて病院内を闊歩する教授のシーンは見ごたえがありました。
でも、あまり見ない光景ですね。
ドクターがスーツの上に白衣を着ていてとてもかっこいいのですが、外科系のドクターなら、学会などがない限りスーツの上に白衣は着ません(^_^)
医龍
心臓のバチスタ手術が出てきますよね。
バチスタ手術とは、拡張型心筋症に対する手術なのですが、この手術のために、ドラマの中ではチームが結成されています。
チーム医療の根幹とも呼べる作品で、医師と看護師が同等に演出されているので、見ていてすっきりするドラマです。
実際、一つの手術のために、看護師まで含めたチームが結成されるというようなことは、まずあり得ません。
看護師は、その時のシフトで手術に入りますし、基本的にオペ室ナースはシフト制なので、時間になったら申し送りしてさっさと帰ります。
コード・ブルー
ドクターヘリがよく出てくる映画です。
このドラマを見て、救命を目指す看護師さんもたくさんいますよね♪
このドラマでは、ランデブーポイントに来ると旗をもった人がヘリの着陸を指示していますが、あまり見かけない光景です。救命救急センターは、もっと医師や看護師がいて、治療や援助などをこまめに実施しています。
もう少しバタバタしていてもおかしくないはず。
また、当然ながら、出てくる看護師さん達はみんなお化粧がばっちりで綺麗な方ばかり。
救命の看護師さん達は忙しいので、スッピンで仕事している人もよく見かけますよね。
でも、キャストがみんな魅力的だし、医療設備は実際のものと大差ないので、医療者でも見入ってしまうドラマでした(^_^)
ツッコミどころは満載ですが、あまり看護師目線で見ていてもつまらなくなってしまうので、ドラマの中の人間関係なんかも楽しみながら、医療ドラマを楽しんじゃいましょう♪
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