メンズナースです!^^
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頑張っているのは、よく知っています。
頑張っているのは、よく知っています。この言葉は、日本人としての文化的な背景も含まれているのではないでしょうか。 看護学生や後輩あるいは、熟練した看護師の方の中には、 患者さんに「退院してからも頑張って下さいね」「治療はこれからですから、いっしょに頑張りましょう」と元気づけています。 とても前向きになれるようなお声かけですね。
しかしながら、患者さんとしてみれば、「今でも頑張ってるよ」「これ以上どう頑張ればいいの」と反応される方もいらっしゃいます。このような患者さんに対して、「頑張って下さいね」では、一言でいうと、無責任という言葉が当てはまるのではないでしょうか。
そのため、お気持ちを察していますといった声かけでは、受容する姿勢をよくケアとして使いますね。
寒くないですか?
寒くないですか? この言葉は、クッション言葉としてよく使用しています。 清拭や入浴介助の時、あるいは入院している患者さんと検査に行くときなど、 沈黙によって不快にならないように、タイミングを見計らってお声をかけます。
そうすると、「ちょっと寒いな」「大丈夫」という返答がなされますが、 どちらにしても「室温をあげますね」あるいは「寒いと感じられた時は、遠慮なくおっしゃって下さい」など、 患者さんの目線でいるということをアピールできます。
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・・・ 「沈黙」をあえて使う場合もあります。 私は看護ケアの中のコミュニケーションは、すべてが言語的なものではないと考えています。 もちろん、言葉で伝えることで患者指導や情報収集することは大切ですが、 ケアとなると言葉で伝えない方がよいのではないかという局面があります。
例えば、告知をされた後の患者さんへの対応は、死の受容過程を踏んでいるわけですから、 傾聴することや肩をさするなどの受容的態度は欠かせません。 むしろ、言葉で伝えるよりも、こころで伝えることの方が、看護ケアと呼べるのではないでしょうか。 看護は手と目でという漢字から成り立っているように、声に出さなくても伝わるものは伝わると私は信じています。
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