産科経験がある看護師直伝、GCU(新生児治療回復室)の看護ケアのまとめ

看護技術・看護ケア・キャリアアップ

今回は新生児治療で働いていた看護師が、GCU(新生児治療回復室)の看護ケアについて教えていきますね。

GUCってなに!?

NICU(新生児集中治療室)についてはなんとなく聞いたことある人が多いと思います。しかし、GCUでは何をしてどんな看護をしているんだろうと疑問に思う人もいます。

低出生体重で生まれてきた新生児はNICUに入ります。 そこで24時間体制で状態管理し、低出生体重を脱した新生児の状態が落ち着かないときや、親のもとへ戻る前段階としてGCUへ入りケアをしていきます。 一般病棟でいう急性期がNICU、回復期がGCUといった内容になります。

病院によって基準は様々になるので、明確な決まりがあるわけではありません。

GCUの看護ケア

GCUでは新生児の状態管理をすることはもちろんですが、一番大切なことは親への指導になります。 一般的には出産後、入院中に助産師や看護師が実際に行いながら母親に育児指導を行います。 しかし、新生児がNICUでは保育器の中におり、指導ができないため、GCUでは安心して自宅で過ごせるよう母親へ指導していきます。

指導内容は退院後すぐ必要となる、抱っこの仕方や母乳の与え方、オムツ交換や沐浴、退院後ケアの指導を行います。

ただ行い方を指導するのではなく、親子関係や愛着形成を深めていけるように「ママと一緒にいれていいね」や「早くよくなっておうちに帰ろうね」と声掛けしていくことが、とても大切になります。

新生児看護のおすすめの書籍

1、1週間で学ぶ新生児学 河合昌彦
新生児との関わりでとても大切なことが書かれています。とても簡潔にまとめてあり、図も見やすくなっているためわかりやすいです。 新生児看護に携わる人には、とても味方になるのでおすすめします。

2、NEONATAL CARE(ネオネイタルケア)メディカ出版
雑誌ではありますが、新生児ケアについては一番細かく書かれています。 新生児に対して日々いろいろな新しい情報が必要となるので、毎月出版される雑誌はとても大切な情報源となります。

新生児治療は赤ちゃんにとって今後の人生を左右する大切な部分です。 GCUに入っている赤ちゃんの親や、今後看護師になって新生児治療で働く方は、参考にしていってくださいね。

執筆ライター:長谷川

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