看護師のあたしが、ケアする上で現場で役立つ会話の心理学まとめ

看護技術・看護ケア・キャリアアップ

精神科ナースみなみです。精神障害の原因は脳にあるという説が有力ですが、その詳しい原因は未だに解明されていません。脳が原因であったとしても、患者さんの心をケアすることが精神科看護において重要です。 今日は、看護の現場で役立つ心理学についてご紹介します♪

話を聴く技術

精神科のみでなく、一般の人とのコミュニケーションにおいて、話の聴き方一つで相手の印象を大きく変えてしまうことがあります。精神科においては、話がうまくまとまらないことに悩む患者さんも多くいます。

看護師はただ話を聴くだけでなく、カウンセリングの技法を用いて傾聴することで、患者さんとの信頼関係形成を図っていく必要がありますね。患者さんの話への反応として、以下の6つがあります。

1.内容を繰り返す

これは、事実関係を把握するために有効です。相手の話をよく理解している効果があり、また、相手が自分の話したことを顧みる効果もあります。

2.感情を反射する

これは、相手の感情を理解するために有効です。表情や話の内容から、喜怒哀楽の感情を読み取り、看護師がそれを言語化することで、患者さんが自分の感情について整理するきっかけを作ります。

3.探りを入れる

これは、患者さんから新たな情報を入手する際に有効です。具体的には、5W1Hを用いて質問します。患者さんから悩みの中核的な部分を引き出すきっかけを作るという目的があります。

4.明確化する

患者さんは、ダラダラと話をしてしまうことで、自身でも整理がつかなくなっていることが多いです。看護師が話を要約することで、次第に問題が明確化してきます。

5.沈黙する

患者さんが考えている時、答えに悩んでいる時は、焦らせることなく、沈黙して待つことも大切です。常に時間に追われて仕事をする看護師にとってはイライラする時間かもしれませんが、沈黙も大切なカウンセリング技術の一つなのです。

6.あいづちを打つ

誰だって無言で話を聴かれたら話しにくいですよね。かと言って、オーバーリアクションされても話しにくいものです。適度にあいづちを打ちながら、視線や態度で真剣に聴いていることを伝えましょう。

看護の現場で役立つ心理学は、この他にもたくさんあります。心理学関係の講座やセミナー等も多く開催されているので、興味がある方はスキルアップのために受講するのもいいですね(^_^)

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