特養に勤務していた介護系ナースのぴのひなです。
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特養の看護師の難しさ・やりがい・楽しさ
お年寄りの日常介護をおこなう特別養護老人ホーム。 そこで働く看護師の数は通常、常勤とパートを合わせ3~5名程度。
特養のナースに興味があるなら、まず看護職員の人数が少ない分、孤立しやすく、 看護師一人一人の役割、責任が大きい職場であることを理解しておきましょう。
しかし、特別養護老人ホームの看護師にはそれ以上にとても多くのやりがいがあります。 特養の看護師の仕事は、病棟勤務の時間に追われる仕事とは違いじっくりと利用者さんと接しケアをおこなう時間を持つことができます。
また、仕事内容には通院や薬取りなど、現場を離れる業務も多く、常に同じ空間で仕事をする閉塞感に襲われることもありません。ゆったりと丁寧な看護をしたいと願う看護師にとっては理想の職種といえるでしょう。
特養の看護師と介護士との対立や連携
特養のスタッフの大部分は介護士が占めています。 したがって特養では介護士と看護師との連携はとても重要です。
介護士は利用者さんと接する時間が多く、身体の異変についても最初に気づくのは看護師ではなく介護士の場合がほとんどです。ですが、残念ながら看護師と介護士との間に対立がある職場もあり、一緒に勤務していても口も聞かないという施設も・・・。
利用者さんの健康を預かる立場としては、介護職士との連携を第一に考え、どんな些細な異常でも報告をもらえる関係を築きあげたいものです。
介護士と看護師が気軽に声をかけ合い、軽い日常トークを交わす間柄になれるようお互いに努力することが重要ではないでしょうか。
特養ナースの気になる疑問その1「病棟みたいに託児施設はある?」
ママさんナースの強い味方になるのが「事業所内託児施設」の存在。 特別養護老人ホームにも、病院同様「事業所内託児所」をもつ事業所はあります。
しかし、その数はそれほど多くはありません。また託児施設があったとしても看護師だけでなく介護士をはじめ他の業種の職員も利用するため、利用したくても定員がいっぱいで入れないというケースも。育児を理由に特別養護老人ホームへの転職を希望する場合には、まず事業所内託児所の有無と受け入れ状況を確認することが大切です。
特養ナースの気になる疑問その2「夜間のオンコールは多い?」
特別養護老人ホームで働く上で気になるのが「オンコール」問題。 老人施設で働きたいけどオンコールがあるから・・・と転職を躊躇しがちです。 では、本当のところはどうなのでしょうか?
単刀直入にいえば、オンコールを受ける回数はそれほど多くはありません。
常勤の看護師が3名勤務している場合、オンコールの回数は一か月に約10回程度。 その中で実際に呼び出しがあるのは多くても月2回。温かい季節で体調不良者がいない時には0回という月も存在します。
オンコールは利用者さんの体調や季節、夜勤の介護職員の判断によっても回数が変動するもの。 体調の優れない入所者がいる時には、前もって対応の仕方を夜勤職員にレクチャーし、 「こんな状態ならすぐに連絡を入れてね」などと伝えておくと「いつオンコールがあるかわからない!」といった強迫観念をもたずに済むことでしょう。
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