現場看護師長の知恵袋「背抜きの重要性」

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今回は、現場看護師長の知恵袋「背抜きの重要性」について考えていきます。 背抜きはとても重要な看護の1つです。しかし、現実には背抜きを行う人は少ないため、背抜きの重要性を説明していきます。

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背抜きってなに?

背抜きとは、ベッドをギャッジアップした際に、背中の皮膚が引っ張られることで、皮膚と体の間のズレや不快感を取り除く方法の一つです。 ギャッジアップ後に、一度ベッドから背中を離すことを、背抜きと言います。

主に、ベッド上で寝たきりの人に対して、使用される介護技術ですが、長時間椅子に座っているデスクワークや、電車に乗っている時にも使われます。

背抜きの三大効果

1、床ずれ予防です。
床ずれの原因は、同一体位の圧迫や、体重がかかることにより、皮膚と体の間にズレが生じ、血行が悪くなることで起こります。 人は、長い時間椅子に座っていてお尻が痛くなります。 それは、圧迫によって、血行が悪くなり炎症が起きています。 背抜きを行うことで、ベッドと体のズレが解消され、床ずれ予防となります。

2、呼吸器疾患予防です。
呼吸機能低下の原因として、ベッド上に長時間いると胸から背中への圧が高まり、空気を吸う際に肋骨の動きが制限されることで、呼吸をしづらい状況になります。 一般的な人では、なかなか感じにくいことですが、おもいっきり走った後息が上がるとき前かがみになって息を調整すると思います。 人は、背中を伸ばしているより、前かがみになったほうが呼吸しやすいのです。 そこで、背抜きをすることにより、ギャッジアップによって生じた圧が解消され、呼吸を行いやすくなります。 結果として、呼吸器疾患の予防となります。

3、不快感の解消です。
同一体位でいると、不快感を覚えます。
私たちは、体が自由に動くため、自然に体を動かすことにより、不快感を覚えることはありません。 しかし、体が不自由でベッドから動くことのできない場合には、強い圧迫や背中の突っ張りにより不快感を覚えます。 背抜きを行うことで、不快感を解消することができます。

背抜きというたった1つの動作を行うだけで、これだけの作用がみられます。 入院しているときだけではなく、仕事をしているとき、移動しているときに、同じ体勢で過ごすことは、とても不快につながります。 寝たきりでいる人は、自分で不快を解消することはできません。 日常から背抜きを活用し、よりよい日常生活を送れるようにしていきましょう。

執筆ライター:長谷川

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長谷川
回復期(泌尿器・腎臓内科・消化器腫瘍)の複合と、産科(GCU)、精神科あとは介護施設での経験があります。看護師長として働きながら、保健師の資格も保有しており、保健師の一環としていろいろな病院へ出向きメンタルヘルスケアにも携わっています。
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