新人看護師の悩み「妊娠とキャリアアップの挟間で揺れ動く気持ち!!」

お悩み相談室

看護師のちぃです。
‘子どもを授かりたい気持ち’と”キャリアアップしたい気持ち”…そのふたつの感情が葛藤し、気持ちに整理がつかない新人看護師も少なくないかもしれません。

妊娠と看護師のキャリアアップ

女性は妊娠をすると業務の制限が発生したり、出産のために一定期間、働くことが困難になったりします。

妊娠や出産で看護師業から離れた場合、同期の看護師とスキルや知識に差が生まれたり、 その期間がブランクとなりキャリアアップに影響を及ぼします。

とくに、新人看護師は経験が少ないため、不安が大きく、その影響が強くあらわれる傾向にあります。

産前産後休暇と育児休暇について

まず、不安を解消するために、産前産後休暇について知っておきましょう。

妊娠をした場合、病院の規定に沿って、産前産後休暇を取得することができます。 多くの看護の職場では、育児休暇も合わせて取得できます。 中には、育児休暇の取得は勤続1年以上などの決まりがあるところもありますので、確認しておきましょう。

このように産前産後休暇と育児休暇を利用することで、一定期間休職をしてその後復帰することが 1つの選択肢になります。

妊娠して退職=新人看護師から潜在看護師になる不安

もうひとつの道が退職することです。

妊娠を機に退職をする場合、経験が浅い新人看護師であるにも関わらず、「潜在看護師」の立場になります。 潜在看護師とは、現場から離れた看護師のことをさし、最も大きい不安は「ブランク」でしょう。

何年も現場で活躍し経験を十分に積んできたのであれば違うのですが、経験を積んでいない新人看護師が、 現場を離れブランクを重ねると、将来看護師に復帰するのが困難になるのではないかという不安がより一層大きくなりますよね。

しかし、

  • 母として子どもに愛情をかけてじっくり子育てに専念したい
  • 早いうちから離れるのは子どもが可哀想
  • 忙しい看護師と両立するのは不安

と考えるのは自然な気持ちです。 どちらを選んでも「不安」や「大変さ」は必ずあるので、自分が納得できる選択をすることが後悔せず、不安を軽減することにも繋がります。

病院を休職するのか退職するのか否かの決断はどちらがいいのか?

新人看護師の今後の看護師人生を考えたときに、休職するか退職をするかの決断は、ものすごく悩むでしょう。 しかし、これはどちらを選んでも、良い悪いはないと思います。

一般的には、新人看護師の場合、早期に退職してしまうと復帰への道が大変になると言われています。 そのため、退職より休職を選んだ方が良いとの意見が多いです。

もちろん、経験の浅い新人看護師が、子どもを育てながら看護師として再出発するのは、本人も指導を担う側も楽なことではありません。 でも、妊娠を祝福してもらえず肩身の狭く、嫌な思いをしている場合、その職場で「休職→復帰」をすることが必ず良いこととも言えません。

新人看護師の妊娠に関しては、パワハラなどの問題が起こることもあります。 旦那さんや彼氏の意見、自分の思いをよく考慮した上で、どちらの選択をするのか、考えることが大切になるでしょう。今は潜在看護師や第二新卒、未経験の看護師を積極的に受け入れる職場も増えています。サポート制度なども整ってきています。

どちらの選択をしても、その後の頑張る気持ちや、やる気があれば看護師には復帰できますよ。

コメント

目次に戻る!
タイトルとURLをコピーしました