ICU看護師経験者が教えるナースの給料や求人の探し方

ICUに勤務していた看護師のことねです。

ICU看護師と働く場合、病院を探すポイント

ICUを持つ規模の大きな病院に就職・転職することが必要となってきます。大規模の病院とのパイプを持ち、知名度が高く転職支援実績が豊富な看護師人材会社を2、3利用することをお勧めします。

また病院によって特色があります。3次救急を扱っている病院とそうでない病院では違いますし、脳卒中センターや循環器を中心としたCCUがある病院もありますので確認が必要です。総合的に様々な診療科の勉強をしたい方は、病床数が多いICUを選びましょう。

ICUは特殊ですので、病棟の経験がある程度なければ受け入れないところがほとんどです。的確で迅速な判断力と高い知識が求められるため、勉強が追いつかずやめてしまう看護師もいます。

しかし、看護師1年目でも募集している病院もあります。ICUの仕事は体力勝負なところもあり若い看護師を求めているそうです。新人や経験が浅い方でICU勤務を希望される場合は、教育体制がしっかり整っている病院を探すといいでしょう。

ICU看護師は人気がある！？それとも看護師不足！？

非常に責任が重くストレスが多いと言われているICUですが、最近ICUを希望する看護師が増えているそうです。

理由の一つは、何と言っても給料など待遇がいい点が挙げられます。 ICUの看護師の年収は一般病棟看護師よりも少し高い水準にあります。 また、ICUを持つ病院は、比較的大きな場合が多いため、託児所などが完備されているなど病院自体の福利厚生がしっかり整っていることも多いので、 育児をしながら働く看護師にも人気があります。

もう一つの理由としてICUでの経験は、すべての診療科において非常に役立つという点です。常に冷静に的確な判断をすることができるようになります。 看護師としてのスキルアップをめざしてICUを選択する方が増えてきています。

看護師不足は、ICUも他の部署も同じです。 医療が発達したことによって、一昔前では救えなかった命も、一命を取り留めることが多くなって、ICUで治療を行うケースが増えています。 そのため、ICUで勤務する看護師の需要が高まっているのが病院の現状です。 ですからICUで働く看護師の数が不足傾向にあり、ICU看護師の求人が頻繁に見られるようになっています。

ICU看護師の職員配置基準やスタッフの人数

患者の重症度に応じて患者2人に対して看護師１人以上の常時配置が基準となっています。 人数だけを聞けば、楽なように感じます。しかし、ICUの患者は急変することが多く、人工呼吸器など機器がついていることが多いので妥当な人数です。

常勤だけでなくバイトもある！？

正社員や常勤の募集が多いICUですが、現在は看護師不足のためパートやアルバイトの勤務の看護師の募集もあります。 アルバイトやパートには、夜勤専従の看護師を募集していることが多いです。

給料や年収はどう！？

地方や都市部、都内などの地域によって上下しますが、おおむね一般病棟よりも若干高い水準の年収となっています。 夜勤手当も一般病棟よりも高くなっているところが多いようです。 ただし、それだけに自分の不注意や気の緩み一つで、患者の命に危険を及ぼす可能性が高いことを自覚して業務にあたる必要があります。