医療型障害児入所施設(旧・重度心身障害児施設)に勤務した看護師のぴのひなです。
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医療型障害児入所施設(旧・重度心身障害児施設)で働く看護師の仕事内容とは
重症心身障害児とは重度の知的障害と肢体不自由を併せ持っている子供のことです。
そして、重度心身障害児施設は平成24年から新たに「医療型障害児入所施設」と名称がかわり、医療的なケアと自立して生活するための訓練をおこなう施設として位置づけられています。なお、勤務先となる施設は社会福祉法人のほか、独立行政法人国立病院機構 や独立行政法人国立精神・神経医療研究センター内で運営されています。
利用者さんである重度心身障害児の多くは、立つことも話すこともできない状態で、24時間体制で医療ケアが必要な子供たちばかりです。
そんな重度心身障害児施設で働く看護師の仕事は、吸痰や経管栄養など頻繁に医療的ケアを要する反面、さほど高度な技術を必要としないのが特徴。ケア的には慢性期病棟に近く、基本的な看護技術があれば十分に自信をもって働くことができます。具体的な仕事内容をみてみましょう。
- バイタルチェック
- 投薬
- 経管栄養
- 入浴介助
- 食事介助
- 排せつ介助
- 気管切開部分の処置
- 吸痰
- 点滴
など
利用者さんはどんな人達?
障害児入所施設といっても、じつは小さな子供から成人まで幅広い年代の方が入所しています。
利用者さんは身体的な障害に加え、知的障害も持っているので意思疎通が難しく、身体の不調を上手く伝えることのできないケースも。さらに、子供たちは生まれつき免疫力が低く、少しの気候の変化や、小さなキズから持病が悪化することも多くあり、看護師には高い洞察力と観察眼が必要とされます。
また、利用者さん家族へのケアや情報交換も看護師の大切な役割のひとつです。
重度心身障害児は平均寿命が極端に低く、成人になる事なくこの世を去る子供も大勢おり、親御さんはいつも我が子の将来に大きな不安を抱えています。
しかし本音をいえば子供たちは、両親がいつも笑顔で明るく接してくれることが何よりもの幸せなのです。家族の精神的な支えとなり、子供たちが一日でも多く幸せを感じる日々を送れるようにするのも看護師の力量といえるでしょう。
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