看護師が患者さんによく使うケアの言葉 先輩看護師の知恵袋(3選)

現役看護師ののんです。今回は、私が患者様によく使うケアの言葉、言葉かけについて紹介したいと思います。

「本日担当する○○です。よろしくお願いします」

新人の頃はきちんと患者様に名前を名乗って挨拶していても、仕事をしていくうちに徐々に名前を名乗らなくなる看護師が多いです。

ですが私は名前をしっかり伝えることは信頼関係を築く第一歩だと考えます。 そのため、患者様だけでなく来院されているご家族にも必ず本日の担当であることと名前を伝えるようにしていました。 名札を付けているとはいえ、名前を覚えてもらうには毎日名乗ることが一番の近道だと思います。

名前がわからない看護師よりも、名前を知っている看護師の方が患者様に安心感を与えられますので、ぜひ実践してみてください。

「いつもと違うなと思ったら呼んでください」

これは私が患者様のベッドサイドから離れる際にいつも言っていた言葉です。

「何かあったら呼んでください」だと、何かが起こるまで呼んではいけないと患者様が遠慮してしまうことがあるので、私はあえてこの言葉を使ってました。

少しのことで呼ばれるなんて、と思う方もいるでしょうが、我慢されると取り返しのつかないことになる可能性もあるので、一応声だけはかけようかなと思ってもらえるような言葉かけが重要だと思います。

「今日は私もう終わりなので、この後は○○さんが担当しますからね」

看護師はシフトで動いているので、今の時間は誰が担当しているのかすぐにわかります。

しかし患者様は今、誰が担当なのかわからなくなってしまうこともあります。 「あの看護師さんはもう帰っちゃったの?」「○○さんに言いたいことがあったのだけど」などと言われる場面も多くありました。 ですので、私は始まりと終わりの挨拶はしっかり行うように心がけていました。

声かけは、患者様によって受け取り方に大きな違いが出るのでとても難しいものです。 ですが、しっかりと心を込めた言葉かけを行えば患者様には必ず伝わります。

他の看護師の声かけで、これはいいなと思うものがあれば遠慮なく吸収してよりよい声かけを目指しましょう。

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