ナースのみなみです。今日は、看護師であれば絶対に知っておきたい、輸液ポンプの使用方法について説明していきます。ラウンド時に確認すべき項目もまとめてあるので、看護技術の復習もしてみましょう♪
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輸液ポンプをする目的って?
輸液とは、いわゆる点滴のことです。通常、10cc以上の投薬をする際に輸液ポンプを使用します。それ以下はシリンジポンプで、少ない投与量を調整していきます。輸液ポンプは滴下数を機械が正確にコントロールしてくれるというメリットがあります。
看護師による輸液ポンプの管理方法は?
基本技術としては、ポンプに流量をセットして、ラインを接続しましょう。この時、クレンメはポンプの下に位置するようにしましょう。ラインは20適用と60適用がありますよね。ポンプのスイッチも、滴下に合わせて調整します。
ポンプを開ける時は、必ずクレンメを止めます。これをしないと輸液が大量に体内に入ってしまい、医療ミスに繋がるからです。インシデントになるので、必ず確認しましょう。
重症患者さんの場合、複数の輸液ポンプを使用していることがあります。三方活栓なども使用しますが、どのラインが何の輸液なのか、把握しておくことが必要です。
ラウンドの時に確認すること・注意点のまとめ
一番大切なことは、5Rです。
- Right Patient(正しい患者か)
- Right Drug(正しい薬か)
- Right Time(正しい時間が)
- Right Dose(正しい量か)
- Right Route(正しい方法か)
これは、点滴を詰める時には必ず確認することですよね。また、訪室した時と、投与時にも必ず確認するようにしましょう。
点滴漏れがないか確認します。これは、刺入部を見ればすぐにわかります。皮膚が腫れていたら危険なサインです!ラウンド時は、点滴がきちんと流れているかを確認することが大切です。
輸液中は、患者さんは動かずにじっとしていることが多いです。高齢者の中には、体が動いてしまうと針が動いて、血管を突き破ってしまうと考えている人もいます。不安を取り除くために、訪室時には、あと何分で終わるのかを教えてあげるといいですね(^^)
看護師は毎日行っている輸液ポンプの管理ですが、患者さんにとっては痛みを伴う治療です。患者さんの気持ちに配慮して、苦痛の少ない看護を心がけることが大切ですよね。
看護師による輸液ポンプの使い方 (by ことね)
フォロー:「看護師による輸液ポンプの使い方(準備編)」が追加執筆されました。
看護師による輸液ポンプの使い方
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