術前看護、術中看護、術後看護の観察項目 まとめ

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手術室経験ありのメンズナースです!^^

術前看護

術前については、安全に医療が提供できるかどうかを確認することからはじまります。 例えば、手術を受けられる患者さんは、本当に対象の方なのか、フルネームやID番号あるいは血液型などで照合したりします。 それから、術前看護は手術を受ける前の麻酔看護も含まれてくることでしょう。

術中看護

お腹の中を操作したり、頭蓋骨を削ったりなど、手術の方法は術式によって様々です。 そのような状況の中、外回り看護師は、患者さんの状態を間接的にモニターや血液データからアセスメントを行います。 また麻酔から覚めた時に、寒気を感じ取らないように環境温にも配慮しながら、外回り看護を行っています。

一方、器械出し看護師は、執刀医の進行に合わせて、器械を手渡しながら、器械や針、 あるいはガーゼなどのカウントをして、医療安全に徹しています。

術後看護

手術が終了した時の看護は、特に配慮する必要があります。それは、患者さんが麻酔から覚めるということですから、パニックにもなられる方もいらっしゃいますし、シバリングといって悪寒を強く感じ取る方もいらっしゃいます。 このようなことは、術後の不安定な状態をさらに悪化させてしまいますし、今後の看護が悪循環となりますから、申し送りをしっかり行い気を配るということが大事です。

観察項目

周手術期の観察項目は、とても多くあります。患者さんのバイタルサインや検査データなどの主体となる観察をすることも大切ですが、 手術が安全に受けられるように環境を整備することも観察項目と一つです。 例えば、手術台が固定されているか、あるいは酸素や余剰ガスのパイピイグがしっかりなされているかなどです。

術前訪問

術前訪問の目的は手術を受けられる患者さんの情報を、手術前に情報収集し、また手術に対する不安などを直接伺ってお聞きするといったことです。 もちろん、安心して手術を受けられるように、麻酔導入時の音楽を流すことをはじめ、お守りの持参などについても調整したりします。

術後訪問

術後看護、手術が終了した直後は、手術室内で患者さんの状態をみることができますが、病棟へ患者さんが移動したら直接観察することはできません。 しかしながら、術後の様子をみて、直接病棟に訪問して、実際の手術に対しての思いや経過を聞きながら、 手術看護の評価を行い、次回の看護につなげていきます。

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