最近、看護師不足・早期離職率の高さの問題から、看護の職場では新人ナースの育成に力を入れる職場が多くなってきました。 新人看護師時代、新しく覚えることがとても多く、「何がわからないのかがわからない」と悩むことはよくあります。
そんな新人ナースに振り返りレポートを導入している職場も多いでしょう。 今回は看護師のちぃが振り返りレポートについてまとめますね!
- 看護記録 - 観たいところをタッチ♪
新人看護師の振り返りレポートってどんなもの?
新人看護師の振り返りレポートは導入している職場とそうでない職場があります。 導入している職場でも、
- 毎日書く-1日ごと
- 中間的にまとめる-1ヶ月ごと
- 総合的にまとめる-1年
とスタイルがいろいろとあり、振り返りレポートの形式もさまざまです。
振り返りレポートの内容は、
- 患者さんのケアから学んだこと
- 気になったこと
- 反省点
- 達成できたこと
- 次にどう活かすか
などの項目があります。レポートに書き起こすことで、自分のわからないことや達成できていないことを明確にする目的があります。指導者側も、レポートを見て新人のわからなかったことや困ったことをハッキリ理解できるのでサポートもしやすくなります。目標設定する際にも役に立ちます。
振り返りレポートを書く時のポイントは?
振り返りレポートを書く時に、どうしても感想文のようになってしまうという悩みをよく耳にします。 一日のしたことや学んでわかったことをただ並べて書くだけでは、感想文になってしまいますね。 振り返りレポートは、次に活かすためのものです。 これを頭に入れて書くことがポイントです。
例をあげてみると、
×
患者さんから◯◯を聞かれてすぐに答えることができなかった。
次からすぐに答えることができるように気を付けたい。
○
患者さんから◯◯を聞かれたがすぐに答えることができなかった。
明日までに◯◯について調べて理解をする
となります。
どのように解決するのかを意識して書けると良いですね。
もちろん、できなかったことだけを書くのではありません。 達成できたこと、良かったことなども書いてゆき、継続できるよう自信に繋げていくことも大切です。
振り返りレポートで評価されるの?
新人看護師のすべてが振り返りレポートで評価されるのかと言うと、決してそうではありません。 そこは安心してください。
指導者は、実際に業務を行っている新人看護師のことをしっかりと観察していますし、表情や言動から困っていることや自信のありなしなどを察知しています。先輩看護師は観察のプロですからね。
振り返りレポートがうまく書けなくても、もろもろ見ながらアドバイスや指導方針を考えるので大丈夫です。でも、振り返りレポートを手抜きで書いたり、わからないことをスルーしたりは禁物ですよ。
振り返りレポートを上手に活用しながら、学びを深め、目標を明確にしてステップアップしていけると良いですね。
コメント