看護師が老年の利用者さんによく使うケアの言葉 先輩看護師の知恵袋 5選

特養看護師ことねです。本日は老年の利用者さんに使うケアの言葉を紹介します。

○○さんががいてくれて良かった

身体・認知機能が低下により「もう自分は何の役にも立たない」と感じ、そんな言葉を聞くことが多くあります。 老年の利用者さんは、長年生きて沢山の経験を積んでいます。私達が代わって体験し感じることはできません。 私達は、○○さんのお世話をさせて頂くことで、いろいろなことを学ばさせて頂いています。 ありのままの○○さんがただいてくれるだけでいいと存在を認めて、声かけをすると、安心されるようです。

ご出身はどちらですか

ご高齢の方は、新しいことを覚えるのが苦手かもしれませんが、昔のことをよく覚えていらっしゃいます。 特に生まれ育った所を聞くと子供の頃の思い出や生い立ちを喜んで話して下さいます。 また、ご高齢者のケアをしていく上で人生歴を知ることは大切なことです。

何が好きですか?得意ですか?

看護師は、とかく看護問題とできない事を探すことに慣れてしまっています。 できることに目を向けましょう。 好きなことや得意なこと、できることをやって頂くと、その人本来の能力を引き出し、今持っている機能の維持・増進ににつながります。

一緒にさせて下さい

自分自身の身体・認知機能の低下を、恥ずかしい、迷惑をかけるとなどと感じて認められず 人に頼んだりケアされたりすることを嫌がることがあります。

そんなとき、「お手伝いしましょうか」より、「一緒にさせて下さい」「私にできることはありませんか」の方が受け入れられるようです。 してあげるのというのではなく、一緒に歩み寄り自尊心を傷つけない、さりげないケアに心がけたいものです。

そばにいますよ

入院・施設の入所などの環境変化により、不安感や孤独感がいっぱいな方が多くいます。 中には、ご家族に見捨てられたと悲観的になっています。 そんな気持ちを受け入れて、私達は、いつもそばにいて味方であることを伝え安心してもらえるように心がけています。

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