ナースのみなみです。30代は、結婚や出産、昇進等で、生活面に大きな変化が現れる時期です。食生活や生活習慣が乱れがちになるため、自分の健康を気にしつつも、忙しくて病院に行く暇がないという方が多いのもこの年代の特徴です。
会社の健康診断だけでは見逃されてしまうような生活習慣病の発生因子が、人間ドックによる精密検査で発見される場合が多々あります。30代のうちから人間ドックを受けて、自分の体の状態を把握しておくことが、10年後の病気の発症リスクを下げることにも繋がります。
今日は、看護師の私がお勧めする、30代向けの人間ドックのオプションについてご紹介させていただきます☆
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人間ドックで30代の男性のおすすめオプション
コスパ重視の30代男性にお勧めのオプションは、上部消化管造影と血液検査です。外食が多く、食生活が不規則になりがちな男性の場合、食道や胃の状態を造影剤で検査することで、がんの早期発見に役立ちます。
また、血液検査で脂質や糖質の代謝検査を受けることで、生活習慣病である糖尿病・脂質異常症・高血圧等のリスクを知ることが出来ます。
コストを気にしない方は、下部消化管造影や内視鏡検査、脳MRIを追加することで、より詳しい結果が得られるでしょう。
人間ドックで30代の女性におすすめオプション
コスパ重視の女性にお勧めのオプションは、マンモグラフィーです。乳がんは25人に1人が罹患しており、特に30代後半の発症率が増加しています。早期発見・早期治療が、乳がんの進行予防に重要となるため、若いうちから検査しておくことをお勧めします。
コストに関係なく、精密な検査を希望される女性には、乳腺超音波検査と子宮頚部細胞診がお勧めです。乳腺超音波検査は、マンモグラフィーと比較して小さなしこりも見つけやすく、しこりの性状も確認しやすいことが特徴です。
また、女性特有の病気である子宮がんは、発症しても無症状であることが多いため、細胞診で定期的に検査しておくことが大切です。
30代で受ける人間ドックは、病気の早期発見の目的以外に、前回の検査結果と比較することで自分の生活習慣の改善点を見出す目的があります。
10年後も健康でいるために、自分の体について早いうちから知っておくことは大切ですね(^_^)
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