ナースみなみです。今回は、看護に役立つスキルの一つである、エンパワメントに焦点を当てて説明していきます。
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エンパワメントって何?特徴は?
エンパワメントとは、その人が本来持っている力を十分発揮できるようにすることを言います。看護であれば、環境を整えることによって、患者さん自身が持つ身体的・精神的な力を発揮できるよ、コントロールすることを言います。
現役ナースが教える!看護に役立つエンパワメント
医療現場でのエンパワメントとは、どのようなものがあるのでしょうか?
実際に行われている例としては、糖尿病の食事指導や禁煙指導の現場です。退院してから、患者さん自身が行っていかなければならないこれらの項目は、看護師の力に限界が生じます。
退院してからも患者さん自身が自分の健康に気を配り、健康維持のために食事管理や禁煙を継続していくためには、入院中から動機づけや行動変容を起こしていく必要があります。
この際に役立つのが、エンパワメントスキルなのです。
看護実践できるエンパワメントの基本って?
看護師がエンパワメントを行う上で、いくつか知っておくべきことがあります。
まず、状況をコントロールするのは看護ではなく、患者さん本人であるということです。毎日の治療において、患者さん自身が決断を下すべき中心人物であることを理解しておくようにしましょう。
患者さんに対しては、心理的な援助を行うとともに、必要な情報を与えることが大切です。患者教育を行っていくことで、整った環境の中で最大の力を発揮できるようになるからです。
何かを実行することは簡単だとしても、それを維持していくことは難しいです。成人が何かを継続して学習していくためには、それを継続するだけの動機づけが必要になります。行動変容を導くには、患者さん自身が選択できるような選択肢を用意したり、環境を整えてあげましょう。
看護師が行うエンパワメントで大切なことは、看護師と患者の信頼関係です。普段から患者さんと関わるようにして、信頼関係を構築していく努力が必要ですね(^^)
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