状態に合わせた褥瘡に対する外用薬の種類

nsDoll_001_size_960_400

今回は、看護師にとって最大の天敵ともいえる、褥瘡についてです。
褥瘡に対しては、体位変換やポジショニングを行うことも大切ですが、悪化している場合には、外用薬の使用方法が大切です。 看護師長が、実際に行って改善した経験を生かした、薬の使用方法を説明していきます。

褥瘡治療の流れ

褥瘡は、本来予防を行うことで、未然に防ぐことができるため、褥瘡になる前に対処していく必要があります。 治療を行うにあたって、褥瘡予防は、必ず継続していく必要があります。

しかし、褥瘡ができている場合には、正しく処置を行う必要があります。 褥瘡の処置は、状態の経過観察をしている看護師が、状態にあった外用薬を考えていく必要があります。 褥瘡の深さや大きさ、出血や浸出液の量をみながら処置していきます。

褥瘡処置のワンポイント

褥瘡は、生理食塩水を使用し、適切に洗浄を行ってこそ、外用薬の効果がでる。

褥瘡処置に使用した、ドレッシング剤や外用薬を、そのままの状態にしておくことで、二次感染の可能性があります。 水道水や、精製水でも構いませんが、生理食塩水がしみることなく清潔を保てるため、オススメします。

外用薬の種類

外用薬には、大きく分けて、肉芽形成促進、表皮形成促進、抗菌剤に分けられます。 この3種類の外用薬を使い分けたり、合わせたりすることによって、褥瘡の処置を行います。

  • 肉芽形成促進の外用薬 フィブラストスプレー、アクトシン、オルセノン
  • 表皮形成促進の外用薬 プロスタンディン、アクトシン、リフラップ
  • 抗菌剤の外用薬 ユーパスタ、ゲーベンクリーム

これ以外にも、外用薬はありますが、使用頻度が多く、使用しやすい物をあげています。

褥瘡の状態に合わせた外用薬の使用方法

褥瘡といっても、重症度や、状態に合わせた外用薬を使用しなければ、効果が軽減されてしまいます。 いろいろな外用薬を使用するのではなく、種類よりも、外用薬の質を見極めて使用することが大切です。

  • 感染症を起こしている場合 ゲーベンクリーム
  • 皮下組織や筋肉まで損傷を起こしている場合、出血量や浸出液の多い場合 ユーパスタ、ユーパスタとオルセノン
  • 出血や浸出液は少ないが、ポケットが形成されている場合 フィブラストスプレーとプロスタンディン、アクトシン
  • ポケットが浅くなっており、皮膚が欠損している状態 プロスタンディン、リフラップ
  • 発赤がみられている場合、表皮剥離の状態 ワセリン

褥瘡の処置は、看護師の経過観察や、外用薬の知識によって、早く改善していきます。 適切な方法を学んで、現場に生かしていきましょう。

執筆ライター:長谷川

  • 美容など女子力アップの方法
看護ハッピーQOLのこの記事がよかったら
いいねお願いします〜!

フォローする

ランキングに参加しています。よかったら応援よろしく!
にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ にほんブログ村 大学生日記ブログ 看護大生へ
“看護師転職求人サイト” “派遣看護師アルバイト”
長谷川
回復期(泌尿器・腎臓内科・消化器腫瘍)の複合と、産科(GCU)、精神科あとは介護施設での経験があります。看護師長として働きながら、保健師の資格も保有しており、保健師の一環としていろいろな病院へ出向きメンタルヘルスケアにも携わっています。
目次に戻る!